Tagebuch von Zukki

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"Guten Tag!"を文字通り訳せますか?〔格変化のおはなし〕

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Guten Tag! (グーテン・ターク!)を日訳すれば「こんにちは」になるというのはよく知られています。しかし直訳すればどうなるのでしょう。

この記事では「格変化」というものに焦点をあわせて記していきたいと思います。

 

よい一日…は? の? に? を?

ドイツ語の形容詞や冠詞、代名詞(ときどき名詞も)は用途に合わせて語尾が格変化(活用)します。

格変化というのは下の表のとおりに上記の品詞の語尾を変化させることで、いわゆる「てにをは」を確定させるものです。ここでは形容詞 " gut " に注目します。 

 

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説明を忘れていましたが、ドイツ語には「名詞の性」があり、男性名詞・中性名詞・女性名詞の3種類があります。また、名詞の頭文字は大文字です。

Tagは男性名詞ですので、左側の男性と書いてある列をみましょう。 " Guten Tag! " は4格ですので、文字通りの訳は「よい一日を!」となります。

 

ちょっと複雑ですが、まあこんな感じです。ここに冠詞がつくとさらにややこしくなるのですが、ひとまずここでは省略します。

 

現代英語との対比

英語で " Guten Tag. " とほぼ同じ意味を持つあいさつとして " Good afternoon. " がありますが、現代の英語には格がないため「てにをは」のどれを当てはめればよいのかわかりません。

ですので、短縮前の文章である " I hope you have a good afternoon. " (間違っていればご指摘ください)から格を推測しなければなりません。本当に現代英語は話すことに特化しているよなぁと考える原因です。

 

ドイツ語の特性

興味深い文章がとある授業の教材プリントの中にありましたのでちょっと引用します。

Deutsch ist nicht so schwierig wie Französisch. Sogar ist es viel leichter als Englisch. Man braucht nur 3 Jahre, um Goethe zu lesen, wenn man intensiv lernt. Aber man braucht 5 Jahre, um Rousseau zu lesen und 7 Jahre, um Defoe oder Swift zu lesen.

 

ドイツ語はフランス語ほど難しくはありません。それどころか英語よりもずっと簡単です。集中的に学習すればゲーテ(の作品)を読むのに3年しかかからないのに対して、ルソーを読むのに5年、デフォーやスウィフトを読むのに7年かかります。(拙訳)

 

ドイツ語を話す分にはちょっとだけコツが要りますが、読むのは英語より簡単です(実体験)。私は大学に入ってから本格的にドイツ語を学び始めましたが、学習歴約1年半で既に童話や簡単な新聞記事ぐらいなら読めるようになっています。

ドイツ語の簡単さを知ってしまうと本当に英語には戻れません。

 

インドを中心に使われていた古代語である「サンスクリット語(アルファベット表記のもの)」も読んだことがありますが、格がめちゃ多い代わりにそれだけ読み易かった記憶があります。もっとも、教材がよかったのかもしれませんが。

なお、フランス語はやったことがないので何ともコメントできません。気が向けばやります。

 

 

気休めをするにはちょっと細かいおはなしになりましたが、これで少しでもドイツ語に関心を持っていただければ幸いです。

次回は接尾辞の-lichとか、そのあたりに焦点を当ててみたいと考えています。

 

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