Tagebuch von Zukki

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【書評】アレックス・ラミレス『ラミ流』

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なんとなく手に取って読んでみた本が思いのほか良書だったので、おすすめしたいと思って記事を書き始めた次第です。

その本がこちら。

 

ラミ流―How to succeed and be positive
アレックス ラミレス
中央公論新社
売り上げランキング: 310,852

2001年に来日し、東京ヤクルトスワローズ・読売ジャイアンツ・横浜DeNAなどを経て2016年から横浜DeNAベイスターズで監督として指揮を執っているアレックス・ラミレス氏が選手時代に執筆した唯一の著書です。

サブタイトルの"How to succeed and be positive"は「成功し、ポジティブになる方法」とでも訳せばいいのでしょうか。いつもニコニコしているラミレス氏の秘訣がたくさん詰まっています。

 

印象的な点

印象に残ったのは3点。

1点目はメンタルトレーニングを重視する姿勢です。

どれだけ身体能力を磨こうとも、対戦する投手がどんな球種をどこに投げてくるのか、しっかり考える余裕が持てていなければよい成績は残せないと語っています。

 

2点目は「郷に入っては郷に従え」を実践しつつも、最終的には自分を信じながらも、他者の意見を押し切ったりせずにあらゆることを決定している点です。

変化に逆らうことなく、最高のパフォーマンスを引き出すためには何が必要かを常に考える姿勢はぜひとも見習わねばなりません。

 

3点目はラミレス氏自身の人柄の良さ。

小笠原道大選手のように、自分のやり方と異なるのに実績を残す選手に対しては嫉妬などすることなく「彼には彼なりの基盤があるから違うやり方でも結果を残しているんだと考えている」と語っています。

また、コーチングの際にも「こうしないといけない」「こうしないからダメなんだ」といった指導ではなく、「こうすればパフォーマンスが上がるのではないか?」「僕はこうして実績を残したよ」といった、選択肢を提示するような教え方をしているのも印象的です。

 

コメント

その他にも彼の生い立ちといったあまり語られない貴重なエピソードや、キリスト教的思考といった日本ではなかなか得ることのできない考え方など、まさに「成功してポジティブになる方法」の教科書のようです。

 

残念ながら今シーズンはコーチ陣や選手との不和が報道されました。オフシーズンの間にこの本の内容を思い出して一度初心に帰り、来シーズンに繋げてほしいところです。

また、今年3月に出版された2冊目の著書についても一度読んでみて、単に「不和」で片付けて良いものなのか、氏の現在の考え方についても迫ってみたいところです。

 

 

ラミ流―How to succeed and be positive
アレックス ラミレス
中央公論新社
売り上げランキング: 311,252
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